あるべき味

イタリア・イギリス・ドイツ・日本でみつけた、どまんなかの味とへえー!を紹介

アラン諸島で寿命が縮まった2つの要因

夕食のあとのお茶に茶柱が立った。しかも2本!

というわけで、「2」にからめた話。

 

島でみかけたペアの動物たち

アイルランドアラン諸島、イニシュモア島にいったとき、ペアの動物が目についた。馬とか。

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牛とか。

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色違いの牛とか。

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薄茶の牛の影が伸びているかと思ったが、よくみたら黒い牛で、結局これはトリプル牛。

 

この島は何もなくて、家がポツリポツリとあって、こんな牛や馬がたまにぼーっといて。それだけなのになんでかパワーがある。動物に自由があるからか。

牛乳が美味しくないわけがない!とおもって苦手なのにスタンドでのんでみた。わりとのみやすかった。

 

島を訪れた理由

そもそも、なぜアラン諸島に行ったか。高校生の頃にアランニットが流行ってアラン諸島を知ることになり、少し寒々とした簡素な自然美に憧れていたから。

この自然に帰りかけたような家は、そのころ抱いていたイメージを体現している。

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寿命が縮まった「揺れ」

この島に訪れるのに、私はしばらく前からかなり緊張していた。それは、フェリーがかなり揺れると、ネット情報にあったから。行くのをやめようかと思案していたけれど、なかなかないチャンスだったので決行。こんなフェリー。

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船内の様子。

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船酔いしないよう酔い止めをのみ、かなり前のほうの席を確保。ドキドキしている私を尻目に、子供たちが上の席に座りに階段を上がっていった。あーあ、酔っても知らない。。。

以前、カジキ釣りの船に乗せてもらったとき、調子にのって高いところに座っていたら突如気持ち悪くなり、友人にまで伝播させてしまい、共にほぼ横になって過ごしたという苦い思い出がある。

揺れませんように。。。と願っていたけれど、どんどん揺れが大きくなっていって、途中、お尻が座席から何度も浮いた。まず斜め前の男性が袋を活用。何人かダウンするなかで、私は三半規管を横にすべく頭を横に傾けて、なんとかしのいだ。

これまで沖縄の波照間島など八重山諸島や本島に近い久高島、マレーシアのランカウイ島、イタリアのカプリ島などのフェリーに乗ってきたなかで、ここの揺れが最強だった。

ぐらんぐらんになりながら無事到着したときの安堵感×2(往復分)は、達成感と言えるほどのもの。

 

寿命が縮まった「高さ」

しばらく自転車でぶらぶらして島の雰囲気を味わって、絶滅寸前というアランニットをのんびり買い物をしていたら、絶対ここにしかないものをみるという本来の目的をうっかり忘れるところだった。

この島の名所は、ドンエンガスという古代遺跡。自転車を所定の場所に置いて、徒歩で何十分か歩かないとたどり着けない。でも行って帰ってきたら集合時間に間に合わないかも。。。本当に見る価値あるかなあ、間に合うかなあと思って、近くにいた日本人にきいてみた。そしたら、「時間はがんばれば(間に合う)ってかんじです。でも絶対行った方がいいですよ!」

では行こう!と決心し、小走りで進む。こんな道をひたすらに。

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ぜいぜいしながらも進み続けると、ようやく近くにみえてきた。

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ケルト人が何のためにつくったのか未だに謎の遺跡。要塞なのか、儀式に使うものなのか。強風がまた時の流れを感傷的にさせる。

 

そしてこの遺跡の人気を強力に後押しする断崖絶壁。高さ97メートル也。柵もなくてギリギリまで行けるが。

おそるおそる下をのぞいて腰が抜けかける。本気で怖い。強風で余計にもし落ちたらという考えが増幅する。腹ばいになっても、体がコチコチ。

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でもこの写真からは、どれだけ海面まで距離があるかが伝わらないと思う。その怖さを形に残したくていろんなところから写真を撮ってみたのだけど、本人が腰が引けているせいか、きちんとしたものが撮れない。

 

また打ち付ける波の強いこと。。。これもいまいち臨場感を切り取れていなくてもどかしい。

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 東尋坊どころでない落ち着かなさ。

 

それでも、いや、それだから?、アラン諸島は行く価値がある。人生に一度でいいけれど。

 

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