あるべき味

イタリア・イギリス・ドイツ・日本でみつけた、どまんなかの味とへえー!を紹介

53日間で欧州13か国27都市 スーツケースで旅するということ その3

 移動が多い旅から得たメリットを引き続きご紹介。

 

毎日が断捨離

スーツケースとショルダーバッグの中身が、そのときの私の全財産。あらゆる気候、あらゆる場面に対応できるように、備えていた。たとえばオペラなど、おしゃれすべきときのためのパールやワンピースなんかも入っていた。

とはいえ、移動が多く、しかも石畳や階段もあるので、できる限り軽くしたいわけで。日々、この先も要るのかどうか、自問しながらパッキングしていた。

この旅を経て、旅行のときの荷物の充実かつ精鋭ぶりは、友人から一層褒められるようになった。

 

物欲の低め安定

もともと物欲が強いタイプで、今はまた復活しているけれど。このときは、荷物を増やせないので、本当によくよく吟味してから買い物していた。また、1つ買えば1つ捨てる、なんてこともやっていた。

そのせいか、ちょっともったいないくらい物欲が低下してた。旅の中盤に、一度ローマから自宅宛にDVDや食材などを送ったことはあったけれども。

5セットくらいの着回しをしていると、とっても飽きるのに、洋服なんか全然欲しくならなくて、困ったくらい。

その分、いろいろなことを体験する、いろいろなものを食べることに集中できた。

  

外国人を見慣れる

外国人、というか、自分が外国人の立場ではあったけれど。見慣れすぎて憧れが減った。白人コンプレックスが緩和されたのはいいことだった。

多くの国をまわるなかで、白人をとってみてもラテン系、アングロサクソン系など、さまざまなタイプを見るにつけ、多様なものなんだという意識が強まり、気にしていた自分自身の体型についても受け入れやすくなった。

また、東洋人としての自分の肌や髪の毛をよりチャームポイントだと思えるようになった。

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洗濯機に感謝

旅でやっかいなのは、洗濯物。とくに暑いときは、汗を吸った服をすぐに洗いたくなる。都度クリーニングサービスはお金がもったいないし、コインランドリーがいつもみつかるわけでもない、あっても服が少なくてもったいなかったり、時間がとられることがもったいなかったりした。

そうすると、部屋で手洗いすることが俄然多くなる。手洗いおよび脱水は、旅で疲れた体にはなかなかきつかった。連泊する1日目にやるのが望ましいから無理したりもした。

洗う場所も、また干す場所も選ぶ。木の床では厳しいし、洗濯紐がいつもかけられるとは限らない。また、乾かないときはドライヤーを使ったりしてパッキングする必要があった。

帰国して、洗濯機が常にあることがどんなにうれしかったか。。

また、留学中もコインランドリーに行ったり、ホームステイ先で1回5ユーロで洗濯してもらうという環境だったから、「借り暮らし」の感覚があった。脱水後、うっかり地面に洗濯物を落としたときの惨めさ。。。

「日常」の感覚は、洗濯機がないと成り立たないのだというのが、持論である。

 

無国籍感

いつの間にか、日本人に見えなくなっていたようで、日本人からは英語で話しかけられていた。韓国・中国人から、それぞれの国の言葉で話しかけられることもしょっちゅう。ボスニア人かとおもわれたこともあった。

しかも、どこへ行ってもよく道をきかれた。

国のしばりがうすくなったような、浮遊感をかんじたし、なんだか人の反応が面白かった。

  

情報源が多様になる

留学先から旅がスタートしたこともあり、各国のガイドブックが一切手元になかった。またそうでなくても、訪問国数が多くて用意することは無理だっただろう。

想定どおりではあったけれど、iPadWifiさえあれば、どうにでもなった。日本語のサイトだけでなく、苦手な英語等のサイトも利用せざるを得ないからどんどんみた。

また、宿の方や観光案内所のスタッフにもよく相談し、かなり助けてもらった。

 

日常のよさを実感

旅の連続で疲れたり、変化が続きすぎて飽和状態になったこともあり、だいぶうんざりしていたはずの日本での日常への愛着が大きくなって。帰国後の1か月(その後働き始める)は、過去になかったほどの幸福感と日々への感謝に包まれていた。最高のリフレッシュになったと言える。

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仕事を辞めないとなかなかこういった長期旅行はできないけれど、もしリセットしたくなったら、思い切って出かけると、一生楽しめる思い出とまっさらな気分が手に入る。 

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