あるべき味

イタリア・イギリス・ドイツ・日本でみつけた、どまんなかの味とへえー!を紹介

海水浴発祥の地で食す、絶品フカヒレ

かつて「水着だらけの水泳大会」で一世を風靡した大磯プリンスホテル。仕事の関係でしばしば訪れ、その際は中華料理の「李芳」で食事をとる。
 
ここは、正面玄関からは階段を下っていくが、プールと同じ高さのフロアにある。今時期も、窓からは水が張られたプールが青々と間近に見え、水辺にいることを感じられる空間になっている。
 
そこそこ美味しく、この田舎にあって珍しい食材が使われていることもしばしば。
 
今日は上司の発案で、フカヒレをいただくことになった。皆はフカヒレのつゆそばをオーダーしたが、先日五目つゆそばの味の単調さにまいった経緯があり、フカヒレのあんかけ炒飯をたのんだ。いずれも3,500円。
 
配膳され、フカヒレの立派さにまず驚く。手のひらサイズである。ふだんあまり食べないので、上司にきいたところ、厚みもまずまずといったところだそう。
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まず、卵入り炒飯とあんかけの境界にれんげをさしこみ、すくって口に運ぶ。
 
うっまーい!! 両者の協調、融合具合が絶妙。
あんかけが「私はあじわいをリードするね!」、炒飯が「私が油分と風味をプラスしてサポートするよ!」といって、その分業が完璧にいったというかんじ。
 
ふかひれも簡単にお箸で切れ、明日のお肌のプルプルを約束しながら、いさぎよく口の中に入って、ほどけていく。
 
スープやザーサイを箸休めにすると、かなりの量を食べ進んだ。
といっても、ごはんが軽く茶碗3杯分はあったので、残してしまった。オーダーの際は、シェアを念頭においてほしい。
 
その後の定番は、上のフロア「モロキニ」でコーヒーをのみながら寛ぐこと。
 
このティールームからは、プールだけでなく、海が見渡せる。今日は凪といったかんじで、船がたくさん浮かんでいたが、ぴくりとも動かない様子だった。
 
この、取り残されたような、冬の海辺のリゾート特有のわびしい風景がたまらなくいい。
 
ちなみにここのショートケーキは絶品。夏はマンゴーのものがあり、数か月のお休み期間を経て、いまはイチゴのショートがある。ホイップクリームの甘さが控えめで、軽いのだけどしっかりコクがあって、口どけがよい。スポンジもしっとりふわふわで、繊細。フォークで切るとへにょんとなる儚さがすばらしい。イチゴもしっかり甘い。コーヒーもすっきりバランスよく、美味しい。
 
冬の間のおたのしみ。

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