あるべき味

イタリア・イギリス・ドイツ・日本でみつけた、どまんなかの味とへえー!を紹介

イタリア人の出逢い方 〜馴れ初めをインタビュー〜

バレリーナの出逢い 

フィレンツェの大家さんの娘さんは元バレリーナで、今は売れっ子舞台監督だ。

旦那さんはSE。

美形で有名なバレエダンサーとも知り合いだと言うので、「どうしてそういう人たちと同業で親しいのにそのなかから選ばなかったの?」と大家さんにきいた。

「バレエダンサーはみーんなゲイだから!!ほかで探さなきゃいけなかったの。旦那さんとは夏に海で出逢ったんだよ」とのこと。

世界中を飛び回る奥さんの留守を旦那さんが守り、双方の親もしっかり孫をサポートという陣形が確立されている。

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サルデーニャ島出身の夫婦の場合

島のマラソン大会でお互い一目惚れした二人。

彼はとってもシャイで、なかなかデートに誘ってくれなかったと。記念すべき最初のデートは映画鑑賞だった。

リビングの壁には、島出身の画家に依頼して描いてもらった、ふるさとの景色が。内陸のフィレンツェで、青い海を懐かしむ気持ちも共有できる、一心同体の夫婦だ。

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大西洋を越えた愛の物語

現在60歳になろうかという二人。

ローマに生まれ育った彼女が17歳のとき、ヒッピー風の彼が家族旅行でアメリカからやってきた。

お互い一目惚れをし、翌年には彼がローマにやってきて、同棲をスタート。両親に認めてもらおうと3年程ねばるが、当時は今よりも国際結婚が珍しい時代。双方の両親の反対で泣く泣く別れることに。

その後彼女は地元の男性と結婚。夫はとってもいい人だったけど、そこにあったのは友情で、愛は芽生えなかったという。いつも、何をしていても、心にいたのはアメリカ人の彼。

 

50歳も過ぎたある日、彼女の元に一通の手紙が。そこには、あなたが元気でいるのかどうかだけ教えてほしい、とあった。悩んだけれど、結局アメリカに返事を送る。その後二人は堰を切ったようにやりとりをはじめ、久々再会することを決める。

彼は、彼女以上の女性に出逢うことなく、結婚せずにひとりでいたという。

30年ぶりに再会したときの印象を彼女にきくと、はじめて出逢った10代の頃とまったく変わっていなかったと遠い目をしていた。(写真を見る限り、彼の長く伸ばしていた髪は、跡形も無くなっていたけれど)

 

これからの人生は自分の気持ちに正直に生きたいと、新天地で二人で暮らしていくことを決めた。

夫もその気持ちを理解し、離婚を承諾してくれた。今もよき友達。娘たちも母親が愛に生きることに賛成だった。

 

イタリアは、離婚が成立するまで3年かかるため、二年前はまだ非公式カップルだった。

家事をするとかしないとか、ときどき大ゲンカをしているけれど、二人の間には今も純愛が存在している。

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