あるべき味

イタリア・イギリス・ドイツ・日本でみつけた、どまんなかの味とへえー!を紹介

シチリアのカラオケが日本とはまるで違う件

予定外にやってきたパレルモ近郊の港町、バゲリア。

 

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ここで、ちょっと不良なパニーノに出会う。ふつう、ルッコラとか生ハム、モッツァレラなんかを挟み、場合によってマリネした揚げなすをいれてみたり、せいぜい洋風モツ煮込みレベルのものが具で、イタリアンな雰囲気を漂わせていたが。ここでは、フライドチキンとポテトがおすすめと言われた。うーん、ジャンキー。味はまあまあ。翌日は豚の丸焼きのパニーノをテイクアウトした次第。

 

2泊した宿のおそうじ担当はアントネッラという情に厚い30代のママさんで。この街のガイドをボランティアでやっている男性を紹介してくれると言う。女子の一人旅なもので、丁重にお断りする。それでも、一人ではいかにも淋しいと思ったのだろう。今晩友達とカラオケにいくから一緒に行かないかと誘ってくれる。子供たちも一緒だよって。知り合って数分なのに、誘ってくれるのは有難いけれど、さすがになにかあったら大変。それでもカラオケ発祥の地から来た日本人としては、好奇心がくすぐられ、行くことにする。

 

迎えの車が来る前に、万一誘拐された場合に備え、部屋に書き置き(笑)、さらに友人とスカイプで話したときに状況を伝えておいた。

 

緊張しながら車を待つ。車内にいた子供たちや他の女性の顔をみて、あーこれは大丈夫そうだと、ちょっとほっとして会場へ。ほかの車とも合流し、記念写真。ちなみに右端の女性がアントネッラ。

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これまでのカラオケのイメージが打ち破られる会場。それは住宅街のどまんなか、なのにオープンエア。。。

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地域の「のど自慢大会」のような単発のイベントではなく、毎週金曜にふつうに開かれるものらしい。実際、ほかにも同じようなお店がいくつかあって、盛り上がりや席の空き具合を考えてこの店に決めた様子。

 

今日のお客のなかから、歌のうまい上位3名を選び出し、月末の決勝に参加する権利を得るというシステム。普段からコンテストになっているのだ。

 

カラオケの常として、ここにも天才少女が。オペラの国だけに、すごい声量!

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テーブルをまわって曲名を尋ねにくるスタッフが、つなぎでマイクで歌ったり、司会をしたり、大忙し。

 

スクリーンに映るのは、日本のような凝った映像ではなく、歌詞が中心で、ちょっとアニメーションが入るくらい。

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そして、さびにさしかかると、場内熱唱(笑)皆、ふりつきで、大声で。

 

子供たちが色っぽい歌を歌ったあとは。

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大人の出番。イタリア人だからってあっけらかんとしているわけでは決してなくて、緊張するーっていって、テキーラで景気づけしていた!そして歌詞を間違えれば、テレ笑い。このあたりのメンタリティは日本人とおなじ。

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メロディーについていけず、「わー曲が速かったよー!!」とはしゃいで席にもどってくるおじさんもいた。

 

結局、夜の12時まで大音量垂れ流し。

 

こどもたちは、夏休みのせいか意外と元気だったけれど、ママの一人は車のなかで子供にむかって、「疲れているから話しかけないで!」と言っていた。

 

延々と手拍子を打ち、なんとなくさびにあわせて大声出してみたりした疲れに加え、無事部屋に戻った安堵感でしばらくぼーっとした夜。

 

 

 

 

 

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